つぐない

  • 2008.04.13
  • 未分類
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2007年 イギリス
原題:ATONEMENT
監督:ジョー・ライト
脚本:クリストファー・ハンプトン
出演:キーラ・ナイトレイ、ジェームズ・マカヴォイ、シアーシャ・ローナン、
   ロモーラ・ガライ、ヴァネッサ・レッドグレーヴ他

テアトルタイムズスクエア 2008年4月13日

評価額 1,000円

映像はきれいで、なかなか見応えはある。ストーリーは、結構ドロドロ
していた。まあ『贖罪』だからそういうところもあるのかなと予想は
していたけど。全く予想外だったのは、戦争シーン。しかも、結構力を
入れて撮ってるっぽいのだけど、こんなシーンいるか?という部分が
かなりあった。

それも含めて、なんだか全体的にとっ散らかった印象があった。
そもそも、キーラ・ナイトレイとジェームズ・マカヴォイが主役扱い
なのが違和感ありで、ブライオニーが主人公なのに、客寄せのために
いい男いい女を無理矢理主役扱いにしている感じ。この二人の位置が
なんとも中途半端。

ブライオニーは年代別に3人が演じていて、個別では良いのだけど、
つながりが悪いというか、同一人物に思えない。ルックス的には
思っていたほど違和感なくつながっていたけど、性格的なこととか
過去の体験の引きずり具合とか、バラバラな感じがした。

これ、アカデミー賞では作曲賞しかとれず、しかも脚本賞では
ノミネートすらされていない。今までアカデミー賞ってちょっと
バカにしていたけど、これがずっこけて『ノーカントリー』が多数
受賞しているあたり、意外に信用できるかも、、と思った。