ある愛の風景
- 2007.12.16
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2004年 デンマーク
原題:BRODRE
英題:BROTHERS
監督:スザンネ・ビア
脚本:アナス・トーマス・イェンセン
出演:コニー・ニールセン、ウルリク・トムセン、ニコライ・リー・コス他
評価額 1,600円
原題が『兄弟』なのだけど、ベルイマンの『ある結婚の風景』を意識して
つけたと思われる邦題の方が映画に合っている気がした。珍しく。
実際、兄の妻サラを中心に描いており、兄弟の関係が特に主要な扱われ方を
しているという感じではない。
兄が戦死して、未亡人が弟と…なんていうと、とんだメロドラマ展開のよう
だけど、弟は意外と義理堅いし兄は帰還するしで、そこまで平凡ではない。
この兄弟の両親や、兄夫婦の子供たちも含めて、まさに「愛の風景」という
感じで、わりと客観的に映している。
『しあわせな孤独』で使ったドグマの手法を残しつつ、音楽の使い方
などは「普通」の映画になっている。これが『アフター・ウェディング』
では、さらに普通になる。
シネカノン有楽町2丁目は、妙に混んでいた。今、有楽町に人がいっぱい
いるので、暇つぶし的に観に来ている人もいるのかも。