ヅラ刑事
- 2006.09.21
河崎実監督、モト冬樹主演の刑事物ナンセンスコメディ。これはかなり笑えるが、モト冬樹の存在感が大きい。主題歌は、歌詞の作りこみが甘いと思える部分もあるけど、これも笑える。あと、準主役のイジリー岡田も良い味を出している。有名人ゲスト(飯島愛、さとう玉緒など)も嫌味がない程度の出演で悪くない。戦うシーンでの最後の反撃(?)が、意外性があってよかった。
映画の感想・覚書
河崎実監督、モト冬樹主演の刑事物ナンセンスコメディ。これはかなり笑えるが、モト冬樹の存在感が大きい。主題歌は、歌詞の作りこみが甘いと思える部分もあるけど、これも笑える。あと、準主役のイジリー岡田も良い味を出している。有名人ゲスト(飯島愛、さとう玉緒など)も嫌味がない程度の出演で悪くない。戦うシーンでの最後の反撃(?)が、意外性があってよかった。
10代の少女同士の友情・恋愛もの。ラブ・コメディと言っても良いかも。かわいいことはかわいいのだけど、大人びてて結構共感できるところもあったりする。特にアグネスの方が。16ミリっぽい質感とか、素人っぽいカメラワークとかも、いい味出してる。実際短目の映画だけど、あっという間に終わっちゃう感じ。全体的にはかなり気に入った。
ウディ・アレンがロンドンで撮った映画。スカーレット・ヨハンソン、ジョナサン・リース・メイヤーズ主演。 例えているのは、マッチポイントじゃなくてコードボール。ネットの向こう側に落ちるかこちら側に落ちるか、、途中、程よいミスリードもあったりして、ストーリーはなかなか楽しめる。ウディ・アレンの映画の中ではわかりやすく、本人が出ていないせいもあって理屈が前面に出てこない分、親しみやすい出来になっている。で […]
原題は『(T)RAUMSCHIFF SURPRISE – PERIODE 1』ドイツのSFコメディ。シアターNで公開。もっとバカ全開かと思ったら、それほどでもなく、腹抱えて笑うような感じでもなかった。たぶん、『スタートレック』とか『スターウォーズ』をよく観ていればもっと面白いのかな。CGやセットは思った以上にお金をかけている感じで、結構見応えがあった。オカマトリオ以外の人たちもなかなか […]
ガス・ヴァン・サントの監督作の中で、いちばん小遣い稼ぎ感が強い。原作があって、脚本も書いていないせいもあるかな。あと、ニコール・キッドマンも、さほど存在感が強い訳でもないけど、ストーリーの印象を薄くしている気がするなあ。マット・ディロン、ホアキン・フェニックス、ケイシー・アフレックあたりは、「ファミリー」って感じのなんとも無難なキャスティングだし。風刺の効いたブラック・コメディとして楽しめるし、つ […]
テリー・ギリアムがお金をかけて撮ったドタバタコメディ、、とは言いすぎか。子供向けというにはブラックな要素が多いけど、毒の入ったファンタジー映画と思えば、そこそこ楽しめる。童話って結構ブラックだったりするから、まあこれはこれで童話っぽいと言えるのかも。映像的には、セット、CG、VFXに結構お金がかかってそうだし、劇場で観た方が映えそう。
元がノンフィクションだから、再現フィルムのような出来だけど、はたしてどこまでリアルなのかな。ストーリーに起伏が無いのは良いけど、コミカルな演出とか、これが湾岸戦争の米海兵隊の雰囲気と受け取って良いのかな。悪くないのだけど、もう少し男っぽい映画かと思っていたので少々肩透かし。
全般にシリアスなムードだけど、ブラックコメディっぽく笑えるところも結構ある。テーマは最新の『マッチポイント』に通じる、というかほぼ同じ、不条理な幸運。『マッチポイント』にしてもそうだけど、このレイヤーの運不運にフォーカスしているところが教訓めいててつまらないなあ。ウディ・アレンの映画は、わりとそういう印象があって、いつもしっくりこないなあ。
確かに悲惨だけど、社会の理不尽さそのものが悲惨なわけじゃなく、なんというか、因果応報みたいなところもあって、「やりきれない」感じがしないので、安心して笑える。ブラックコメディには違いないので、もちろん爆笑はしないのだけど。『ハピネス』よりも後味はよかったかな。
理屈っぽくて、台詞を追うのが面倒な映画なのかと想像していたけど、思ったより淡々としていてよかった。人間ドラマ的な部分や恋愛も、ベタすぎずなかなか好感が持てる感じではあった。ハルのバンドの『虚数』という曲には笑った。曲そのものは、ケージの『4’33″』そっくり(ほぼ同じ?)なんだけど、最初にカウントが入るところがなんとも、、コメディではないのだけど、他にも思わず笑ってしまうよ […]